日が長くて、夏へと向かうパワーで溢れている6月。
6月にあったいろんなことを大事に思い出しながら。
6月10日。智頭のタルマーリーにでバリ舞踊イベント。
久しぶりに小谷野氏と公演。当日準備でバタバタとしていて写真がないのですが、
七夕にちなんだお話を小谷野氏が創作しての舞踊劇。
私は、タルマーリーの美鈴ちゃんが今勝山のスタジオまで習いに来てくれている、
機織りのトゥヌンという踊りと、プスパメカールを踊りました。
前半の小谷野氏のワークショップもすごく素晴らしい内容で、
化粧をしながら思わず聞き入ってしまう、深い知恵に溢れたお話でした。
もっともっと聞きたい!
そして、公演後は、タルマーリーで美味しいビールとともに打ち上げ。
勝山に来たばかりの頃を思い出しちゃうような、イタルさんと麻里子さんの軽快なやりとり。
最高に楽しかった!
タルマーリーで研修していた、あの2013年の夏を思い出しました。
私がこの勝山という町に出会うことができたのは、勝山にタルマーリーがあったから。
本当に感謝しています。
生まれた故郷でも、育った場所でもない。
だけど、今の私の場所。
毎日、町並みを歩くたびに、
朝布団の中で鳥の鳴き声を聞くたびに、
中庭に綺麗な太陽の光が差し込むたびに、
コーヒーにお湯をそっと注ぐたびに、幸せな気持ちが溢れてくる、
そんな大切な場所です。
公演の翌日に行ったみたき園。
清らかで愛情がたくさんこもった場所。
そこで頂いたお料理も最高に美味しかった…。
そして、6月は比較的ゆっくりペースで営業できる時期なので、普段はあまりできない食事メニューが登場です。
これは、タルマーリーのパンを盛り合わせにしたランチプレート。
野菜たっぷりで、コロッケやかき揚げまである豪華メニュー♡
色々な酵母と粉の味を楽しんでいただけるプレートになりました。
PHOTO KOUJI FUJIMOTO
こちらは私の必殺技!?とも言えるべき得意メニューのサンバルマタ♡
バリの料理を、手に入りやすい材料でアレンジしたものですが、
このサンバルマタは、ご飯にも、パンにも、豆腐にも、お魚にも、何でも合う!
どんでもなく美味しい薬味なのであります。
PHOTO KOUJI FUJIMOTO
ちなみに我らが食の神、小谷野氏が作るサンバルマタもそれはそれは美味しいのですが、
また私のサンバルマタとは違って、ガツンとしたお味になります。(これを小谷野味と勝手に呼んでいます笑。)
小谷野氏のサンバルマタは、バリそのもの!って感じ。
そんなことを書いていたら、無性にサンバルマタが食べたくなってきた♡
いつもの大人気ベジバーガーも、6月はスープと副菜をつけたプレートにしてみました。
PHOTO KOUJI FUJIMOTO
この時期に美味しい、緑の野菜をたっぷりと使って。
日が長くて気持ちが良いから、久しぶりに営業後にランニング。
いつも走るのは、川沿いのお気に入りの道。
帰り道。
まだこの明るさで19時15分!
音楽を聞きながら、頭を空っぽにして、ただ一歩一歩前に進む。
自分の呼吸を感じながら、誰と争うわけでもなく、自分自身が心地よいと感じるペースを見つけながら。
走り出すまでは少し億劫に感じてしまうけど、
こうして一歩を踏み出してしまったら、この心地よさは最高のリフレッシュ。
眠りの質も変わって、むしろ疲れが取れます。
そして、私が6月で一番心に残っていること。
それは金沢への旅。
初めての金沢旅行。愛車のラパンで一人でドライブ。
小谷野氏出演の、マハーバラタをどうしても観たくて、金沢へと旅することに。
公演後に記念撮影!
実は、前日の夜金沢へ向けて出発したのですが…。
午前中には金沢に到着して、のんびりコーヒーでも飲もうと思っていたのに、
まさかのパンク!
そして、エンジンの部品もこのタイミングで故障!(部品を交換すれば治る故障なので良かった)と言う、初の金沢一人ドライブには波乱万丈すぎる展開で。
パンクした、早朝。
異変を感じて高速を降りたらすぐにパンク。
無理をせず降りて良かった。
そのままコンビニまでなんとか走り、保険会社さんに連絡しようと思ったのに、
動揺してまさかのロックアウト!どんだけの2次災害!!!と、自分を呪いつつ(笑)
鍵は車内に置きっぱなしだけど、携帯とお財布は持っていたから良かった。
親切にしてくださったコンビニの定員さん、本当にありがとうございました。
そして車屋さん、日曜の朝6次半に電話してしまってご心配をおかけしました。
そんなハプニングを乗り越え、なんとか小谷野氏の公演会場へたどり着いたのは、
開演10分前でした。ひー!
舞台は、最前列で鑑賞しましたが、ジョグジャやチェンマイでの記憶も一緒に蘇るような、素晴らしい舞台でした。
小池さんのマハーバラタシリーズ、私の心をグイグイと持っていく、
私の人生になくてはならない作品です。
古典と伝統の素晴らしさ、奥深さを感じるとともに、
とにかく理屈抜きで、ただただ心を掴まれるのです。
出演されている役者さん、踊り手さんの芸術性の奥深さにいつも尊敬の念を抱いています。
それに今回は生演奏が加わり、ジョグジャで観たものとも、
チェンマイで感じたものとも違う素晴らしさと奥行きがありました。
出演者や場所が変わっても、同じ血が流れている。そう思いました。
そして、マハーバラタに出演している小谷野氏を観るのが大好きです。
もう、存在感が半端ないくらいすごい。一瞬一瞬息を飲んで観ていました。
どんな言葉を記しても足りないくらい、心を揺さぶられる舞台なのです。
波乱万丈で心臓がキューっとなる16時間の旅路を経て、
本当に金沢へ行って良かった!と感じました。
私の愛車のラパンちゃんんは、舞台の後金沢のスズキアリーナさんへ強制入院となり、
私はバスで今回の宿へ!THE SHARE HOTELS HATCHi 金沢
大変だった昨日からの波乱万丈ドライブを振り返りながら、
やっとたどり着いた一杯。
ゲストハウスの1階にダイニングがあり、宿泊者も外部の方も利用できるスペースになっています。
ビールを一口飲んだら、張り詰めていた気持ちが緩みました。
あー。美味しい。
部屋は女性専用のドミトリータイプにしたのですが、ドミトリーとは思えない心地よさ。
マットレスも素晴らしいし、室内に余裕があるので、居心地が良い♡
洗面やシャワールームなどもシンプルで洗練されたデザインで、とても豊かな気持ちになりました。
最高に気に入ってしまったので、また金沢へ行く時は是非泊まりたい!
翌朝。
今回は共用キッチンがあるので、朝起きた時の最初の一杯は、かぴばらこーひーのドリップバッグを持参。
紙コップにドリップして、部屋でゆっくり読書をしながら飲みました。
そして、2杯目はゲストハウスの一階のカフェにて。
金沢の街を歩く前に、朝のお仕事タイム。
SNSの更新や、ブログの記事を書く準備を。
外でコーヒーを飲みながらこうして仕事をするのが大好きです。
真夏と思えるほどの暑い1日。
歩いて兼六園へ行ってきました。
兼六園で印象に残ったのは苔!
なんか清らかな空間で、苔が生き生きとしていてとっても気持ち良さそうで、生命力に溢れていて。
見とれてしまいました。
木の枝の美しさも心に響いたな。
今回の金沢はよく歩いた旅。
真夏を感じさせる鮮やかなお花に目が留まりました。
そしてもうすぐ夜がきます。
ゲストハウスからすぐの河原をお散歩。
私が今住んでいる場所、勝山もそうですが、
私は川と橋がある風景が好きみたい。
そういえば、生まれた町、旭川で一番好きな場所も、神楽岡の川原だったな。
学生の頃夏休みに帰っては、いつも自転車で川原まで走って、土手に座って景色を眺めていたっけ。
旅に出たら、どんなことが自分の心に響くのか、心をさらっとさせて感じてみるのが好きです。
私にとってバリ島は深い学びの場所ではあるけれど、旅ともまた違う感覚でただいまという感じだし。
こうして初めての場所に来て、意外な発見をするのって、楽しいですよね。
私は、この風景にぐっときたんです。
街路樹。
街路樹が綺麗だった。
街路樹が風にそよぐ様子を見て、心にぐっときました。
今は勝山に住んでいるから、東西南北、山はいつも目線の先に常にあります。
その存在の安心感たらないのだけど、山という形で毎日木々を見ているから、
こういう街路樹って形で木々を見るのを新鮮に感じるのだなって。
東京で暮らしていたら分からなかった感覚だなって、自分的になんか心に響いた出来事でした。
小谷野氏に美味しいよ!って教えてもらった甘エビ天丼。
美味しかった。帰る前に金沢グルメを堪能しました。
そして、コーヒー屋さんへ!
ここのアイスコーヒーが最高に美味しくて、
早くお店に帰って私もコーヒーを淹れたいってワクワクしちゃった。
帰りは、何のトラブルもなく約6時間のドライブ。
あー。車がちゃんと走るってなんて楽なんでしょう!(当たり前なんだけど)
優しい雨も、遠くに見えた日本海も、道中一人で聞きながら歌った歌も、たくさんくぐったトンネルも、
全てが良い思い出。
私の人生を豊かにしてくれる時間でした。
勝山に帰り着いたら、息苦しいほどの湿気。
本格的な夏の到来を感じた6月26日。
真夏に着る服を出して、衣替えしよう!
鉢に植え替えた紫陽花が、綺麗に咲いてくれました。
バリの雨季のように、植物達の生命力が輝いています。
さあ、これから!って植物達が言っているよう。
7月のかぴばらアルバムへつづく…。