今回のバリ滞在では、寺院の祭礼(オダラン)の機会に恵まれ、
祈りの時間を持つことができました。
これは、ウブドにあるチャンプアンホテルの中にある寺院のオダランの様子。
美しい祭りの飾りつけに、色とりどりのお供え物たち。
正装でビシッと決まった男の子たち。
女の子たちによる可愛らしいルジャン。
雨季のバリでしたが、チャンプアンのオダランの間は、
熱帯の暑い日差しが降り注いでいました。
光に照らされたバリの緑はとても美しいです。
この写真は、チャンプアンのオダランの前日の夜、
プリアタンで滞在していた、マドラホームステイからも歩いて行けるお寺のオダラン。
奥では、奉納の舞を踊るおばちゃまたち。
そして、手前では正装した人々が、お供え物のお花を手で挟み、祈りを捧げています。
ここ最近、バリでの滞在はお店の家具の買い付けや、芸術祭の出演などで忙しく、
オダランに参加する機会がなかったのですが、
今回での滞在は、オダランが多い時期だったこともあり、
久しぶりにバリの祈りの時間、バリでのスンバヤンを体験しました。
そして、岡山に暮らし替えをして以来、なかなか会う機会がなくなってしまった、
東京のバリ舞踊やガムラン関係の友人や仲間たち。
バリに来ると、東京を通り越してそんな大切な友人たちにたくさん会えてしまうのです。
さすがバリ!
この日は、かぴばらこーひーでも2015年1月に素敵なライブをしてくてた、
ナビィさんとバリで再会できました!
そして、ナビィさんが作ってくれたチャナン(お供え物)で、
3人でスンバヤン(お祈り)を。
ナビィさん、素敵なチャナンをありがとうございました!♡
祈りの後のお花たち。
なんかアートみたい。
清らかな祈りの時間に包まれて、
とても浄化されたような清々しい気持ちになりました。
あぁ、やっぱりバリっていいなぁとしみじみしちゃいました。
かれこれ、私の人生の半分くらいはバリと関わっていて、
「ただいま。あぁ帰ってきたな」って思うような、そんな場所です。
暗い夜道に、いきなりふわっと聞こえてくるガムランの音色とか、
オダランの寺院に立ち込める果物や煙草の匂いとか、
バリの光に照らされた緑とその影の美しさとか、
20年前から変わらない、デンパサールの街の賑やかさとか、
とにかく、うわぁーバリだ!と思える瞬間に出会うたびに、
やっぱりまた好きになってしまう。
時代がどんどん変わって、
私の知っているバリもどんどん変わってしまったけれど、
こうしてスンバヤンの時間、バリの神事や儀式や祈りの時間は、
ずっとずっと守られて続いていくんだろうなぁ。
それが私たちを引きつける、バリがバリたる所以なのですね。
祈りの花を頭高くに捧げて、祈りを捧げる清らかな姿を見て、そう感じました。
私にとっても、お坊さんの鐘の音に耳をすませ、
お香の香りに包まれながら静かに祈りを捧げる時間は、素晴らしい時になりました。