
ジョグジャにいる小谷野氏から、
ホテルの近くに良いコーヒー屋さんを見つけたよ!と、
嬉しそうなメールが来たのが8月7日。
それ以来、訪れるのを楽しみにしていました。
ruang seduh というコーヒー屋さん。
インドネシアの豆を浅煎りに焙煎して、ハンドドリップで提供しています。
マハーバラタの稽古を終えた小谷野氏と、夕方のお散歩を兼ねて一息つきに。
夜ごはんまでの間に、こうしてゆったりとした夫婦の時間が持てることが、
久しぶりで、なんか新鮮でとっても贅沢!
店内は、白でまとめられて、とてもシンプルで清潔な雰囲気です。
入り口正面のカウンターでドリップしています。
ワルキューレという陶器のドリッパーを使ってハンドドリップしていました。
見るのも、飲むのも初めて。
陶器のドリッパーで、紙のフィルターを使わずに抽出したコーヒーがこれです。
西ジャワのコーヒー。
いつもバリのお水で入れたコーヒーは、かぴばらで飲むのと違って、
綺麗な酸味が出ず、味が明らかに変化します。
こんなに綺麗な酸味で、ジューシーなコーヒー、
インドネシアの水でも淹れられるんだ!
私は、北スマトラの豆をアイスで注文。
アイスもエスプレッソを氷水で割るIce Long Blackではなく、
ハンドドリップで淹れてもらえました。嬉しい。
タンジェリンのような、雑味のない綺麗な風味。
今まで飲んだ浅煎りのコーヒーの中で、一番美味しかったです。
すっかり気に入ってしまって、
翌日、稽古に行く小谷野氏を見送り、
朝のコーヒーを楽しみに一人で行っちゃいました。
広めの白いテーブル席に着き、
自宅で過ごすいつもの朝のように、ゆっくりとコーヒーを2杯。
そして、手帳を広げて、ぼんやりと1日のことを考えたり、
パソコン仕事をしたり。
コーヒーを相棒に過ごす、この自由な時間が持てると、
それだけで1日をゆったりと、スムーズに過ごせるような気がします。
私にとって、大切な時間です。
そして、自分自身の世界に没頭している時間でもあり、
心が穏やかに、すっきりとしてきます。
美味しいコーヒー屋さんで、
日常のあれこれから距離を置いて、
こうして過ごせるのも、旅の醍醐味ですね。
でも、やっぱりコーヒーからは離れられなくて、
どうしても美味しいコーヒーが飲みたくて、
コーヒー屋さんを探してしまいます。
ジョグジャの旅シリーズ、
次回に続く…