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2017.02.10  Bali
ラカ先生にプリアタンのチョンドンを習う
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今回バリへ行った一番の目的は、

プリアタンスタイルのチョンドンを習うことでした。

 

 

私がかれこれ14年通っているパルティニ先生はデンパサールの先生で、

夫のグループのガムランはプリアタンスタイルなので、

村や地域によって同じ演目でもかなり違いがあります。

 

私がデンパサールの師匠に初めて習ったのは、チョンドンという演目。

一つの踊りが出来るようになるまで、時間を見つけてはバリに通い、

最後まで踊れるようになるまで4年くらいかかりました。

 

いつかバリで踊ってみたいと、ずっとずっと夢見ていましたが、

その夢が叶った2012年、その時の演目もチョンドンでした。

心臓の鼓動が自分でも抑えの効かないくらい早くて、

緊張で気持ち悪くなりそうだった出番直前、轟音のようなガムランの音に後押しされ、

舞台で最初の音をとった瞬間。

夢の叶ったあの瞬間の感覚は、今でも忘れられません。

 

 

 

そんな私にとってとてもとても大切な演目であるチョンドンですが、

プリアタンスタイルのウロツテノヤ子(夫のグループ)の演奏では、

チョンドンが踊れないため、ずっとずっと習いたいと思いながら10年。。

やっとその時がきました。

 

 

 

プリアタンではどの先生に習っていいかも分からないので、夫に相談。

プリアタンは小谷野氏が留学時代よりずっとずっとお世話になっていて、

夫にとっては第2の故郷のようなところです。

なので、小谷野氏に相談してみるのが一番!

 

同じ女性の先生で、プリアタンのチョンドンだったら、

イブラカがいいのではと教えてくれました。

 

そして、東京時代も、そして勝山では寿ライブでも御世話になった、

バリ舞踊の先輩ナビィさんとのご縁もあり、

イブラカにレッスンをしていただけることに!

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バリで新しい先生に習うのって、もう10年ぶりくらいかもしれない。

ドキドキワクワクした気持ちで、イブのお家へ。

 

 

こうして、小谷野氏のホームともいうべきプリアタンで踊りの時間を持てたこと。

雨季の真っ最中で、今回の滞在中は雨も多くて、

少し体調を崩したりしたけど、

いつもの私のバリとは、また新しく少し違う世界。

なんだかそれもすごく嬉しくて、新鮮で、

緊張感にあふれていて、キラキラしていました。

 

 

 

綺麗に掃き清められた稽古場。

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イブラカとのレッスン。

デンパサールしか知らないコテコテのデンパサールスタイルの私、

何よりプリアタンのチョンドンで難しいのは、そのラサ(味わいのようなもの)。

振り付けではなく(振り付けもかなりデンパサールスタイルと違いますが)、

踊りからにじみ出るような雰囲気のようなものが、

デンパサールとプリアタンでは全く別物!

 

どちらがいい、どちらが美しいとかそういうことではなく、

とにかくラサが違う!

そこが一番難しい!

 

そして、デンパサールのチョンドンができるからこそ、

むしろ余計に難しい部分もあったりします。

頭の中は混乱の連続。

それでも、あきらめずに今にくらいつくような、

この踊りだけに、今、だけに集中するようなこのバリでの踊りの時間。

たまらなく好きで、宝物です。

 

 

あー。でもついていくのも精一杯。

イブラカの背中を見つめながら、少しでも一体になろうと、

その動きの全てを見つめながら自分の体を動かす。

完全にキャパオーバーなこの瞬間に、わぁぁバリだなぁと幸せがこみ上げます。

 

 

夢中。って表現がぴったり。

 

何回も何回も根気強く、イブはチョンドンを踊ってくれました。

できないことばっかりの中に、ぽつっとできることが増えていく。

初めてできたことが、次もできるようになっていく。

 

どんなに長い踊りも、どんなに難しい動きも、その繰り返し。

とにかくあきらめないでやってみること。

そんな今を積み重ねていく時間です。

 

 

イブの背中を見ながら、あーーー!この感じがプリアタンだぁー!難しいー!

うわー。これはどうなっているの???

と、何回心の中で叫んだことか。。。

 

 

バリでの1日の稽古は日本の一ヶ月分くらいになるのでは?と、

毎回バリで練習をするたびに感じます。

何故か体に入ってくる密度が違う。

まだ全く自分のものにはなっていませんが、

今回イブラカに習ったことを勝山で復習して、

自分なりに練習する道筋のようなものは見えてきました。

 

 

ずっと小谷野氏のグループであるウロツテのガムランで

チョンドンを踊れたらと願っていたので、

いつの日か亘平ちゃんの叩くクンダンの音で、

浜ちゃんの叩くガンサの音で、小谷野氏のスリンで、チョンドンを踊る日が来るように!

イブラカとの、あの濃い踊りの時間を思い出しながら練習に励みたいと思います。

 

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何回も何回も、繰り返して終わる。

一回踊ったら、もう一回繰り返す。

踊り終わったらもう一回。

約1時間半のレッスンは、そうやって進んでいきました。

とてもシンプルだけと、とっても辛い!(けど楽しい!)

 

 

それにしても、あのチョンドンを何回も涼しい顔で踊るイブの体力がすごい。。。

最後の練習の後に、一緒に写真を撮ってもらいました♡

私の魂の抜けたような疲れ切った顔(少しお腹を壊してます^^;)と、

イブの上品な佇まいの差が激しい。

 

 

ずっと念願だった、プリアタンでのレッスンが開始できたこと。

今回のバリ渡航の目的だったので本当に嬉しい。

また、次のバリで今回の続きを習うのを心待ちにしています。